2.14.2016

La fête des amoureux



Joyeuse Saint Valentin!

恋人たちのお祭りとも呼ばれるバレンタインデー、せっかくなので愛のある映画をと思い、『タイピスト!』を観ました。


『タイピスト!』、フェミニンな映像やファッション、ポップなストーリーばかりが注目されてしまいがちだけれど、当時のフランスにおける女性の社会進出について描いていることも、重要な部分だと思っています。50年代フランスが舞台なのに、アメリカ式のストーリー構成で、ジャズ風の音楽が随所に用いられているところには、フランス人のアメリカン・カルチャーに対する羨望を感じます!

デボラ・フランソワ演じるローズ・パンフィルの、オールドフレンチな髪型も好き。





劇中に登場する、”アメリカ人はビジネスを フランス人は愛を”という台詞、何度聴いても素敵に聴こえます。
伏線もない、駆け引きもない、まっすぐなアモールだけでできたようなお話だけれど、こういう単純なラブストーリーをもっと観たいなあ。